憲法「古いから改正が必要?」

法律

日本の憲法は先進国の中でも比較的新しくできた憲法ですね

それは第二次大戦で敗戦し、これまでの明治維新で近代化した日本の憲法や文化など全てが一新されました。

それから日本は自由主義が主体の国になりました。

自由主義といっても自由主義のための言論統制などもかなり弾圧的でしたが

 

さて憲法を改正ということが自民党からよくあがっていますけれども

憲法というものを改めて勉強すると、この大事さがひしひしと伝わってきます。

今まで日本に限らずどの国でも人種や地域での差別、村八分、虐殺なんて横行しています。

フランス革命での貴族たちと庶民、ドイツでのユダヤ人の人たちなどなど

多数の人々が支持したからといって正しいというわけではありません。

憲法とはたとえ多数の意見であっても人権、平和を守るものでないとだめだ。

特に少数の人たちの。

かつてこうした横暴な政策に歯止めをかけるために制定された法で

1215年にマグナカルタという憲法があります。この条文は今でも使われています。

フランス革命で制定されたフランス人権宣言。これは1789年に制定された法ですね。

なんとフランスにはこの人権宣言の条文がそのままあるため、今のフランスの憲法には人権の条文がありません。

 

これだけ古い法でも人権といういつの時代でも人である限り誰であっても守らないといけないものだからかわることなくあり続けるんですね。

 

憲法は古いから改正しようなんてまさか

必要があるなら改正は必要ですし、そうでないなら何百年前のものであろうと変えてはなりません。

まだまだ憲法の勉強していきます。

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